僕と春子さんは今、ウロコインコの竹千代を飼っています。しかし、竹千代がやって来る前にも我が家には他のインコがいました。今回は竹千代をお迎えするまでのことを簡単にですが書きます。竹千代の前にいた子がコザクラインコのしじみです。しじみの前がセキセイインコの青太郎でした。
セキセイインコの青太郎
青太郎は2016年7月28日昼ごろ僕の不注意で迷子になってしまいました。
いつものように青ちゃんを放鳥していました。”いつものように”というのは風呂場の窓を開けたままということです。部屋全体の風通しと電気代節約のために日中は部屋の窓を網戸にして、換気扇と網戸がない風呂場は開窓状態にしていました。
以前から青ちゃんは風呂場に興味がなく、脱衣スペースまで来て部屋にとんぼ返りしていました。脱衣スペースに人がいないときは近づくこともありませんでした。
よくよく思い出してみると2~3日前から人がお風呂から上がったときに、脱衣スペースに積まれたバスタオルに止まりに来る頻度が多くなっていたように思います。青ちゃんのその行動に対して僕は寂しがっているのだろうと勘違いしていました。多分、このとき青ちゃんは外へのルートを確認していたのだと思います。
そんなこんながあり、”いつものように”放鳥していた28日になるわけです。春子さんは仕事で不在、僕は自宅でパソコンに向かっていました。事故や脱走が恐かったので、パソコンで作業しているときも青ちゃんがたてる音には普段から注意していました。しかし、その日はイヤホンを着用してパソコン上の音を調整していました。
作業がひと段落してイヤホンを外すと、いつも賑やかな青ちゃんの声がありませんでした。今日は大人しいなと思いました。大概、椅子の脚元か台所の蛇口に止まっているので、僕は椅子の足元を注意深く確認しながら立ち上がり、台所に向かいましたが青ちゃんはいませんでした。脱衣スペースにもいませんでした。この時、異常に静かだと感じました。「青ちゃーん」と呼びながら家中探しましたがいませんでした。
インターネット上に2年越しに、迷子のインコとその飼い主が再会したという記事を読んだりして、春子さんも僕もまだ諦めた訳ではありません。
コザクラインコのしじみ
青ちゃんがいなくなった寂しさから、飼い始めたコザクラインコの雛がしじみです。せっかくなら、雛から育てたいと思い、雛のお迎えを決めました。
お迎えした日から、さし餌をよく食べてくれて、とても元気な子でした。名前をつけるのには、少し手こずりました。候補として一番有力だったのが”きゅうり”でしたが、いつの間にかなくなっていました。一週間ぐらい春子さんと話し合って決めたのが、「目がしじみの殻のように丸々と黒かったから」という理由の”しじみ”でした。
お迎えして、すぐにしじみの脚の異変を感じました。健康診断で行った動物病院で脚も見てもらったところ、やはり少し変形しているようでした。お医者さんからはパーチ(とまり木)などで、握力を鍛えるためのリハビリをしていくようにと指導をいただきました。餌などについても指導をいただき、これからのしじみの成長が楽しみでした。
その翌日だったか翌々日だったか、朝、急にしじみの容態が急変しました。朝早かったため開いている動物病院がなかなか見つかりませんでした。そして、時間外対応してくれる病院が見つかって、すぐにしじみは息を引き取りました。
青太郎としじみのことを踏まえて
次のインコを選ぶときは、春子さんも僕も今まで以上に慎重でした。大まかに下の4項目を気にしながら、選びました。
- 体が大きめな種類
- 脚が丈夫
- さし餌が終わっている
- 成体の価格が予算内
体が大きめな種類
小さくても、丈夫な子は丈夫ですが、やはり大きい方が見ていて安心します。あと、春子さんは元々、大型犬を飼っていたり、僕はオオハシが好きなので、大きな種類をお迎えしたいという気持ちもありました。
脚が丈夫
青ちゃんも脚を怪我していたし、しじみも生まれつき脚が変形していたので、脚は太くて丈夫な種類を意識しました。
さし餌が終わっている
僕は一日中、家にいる人なので、さし餌でもお世話できるのですが、しじみのことがあってからは、雛をお世話するのが怖くなりました。
成体の価格が予算内
これは”無理をせず”という意味合いのものです。無理をするとお世話される側もする側も疲れてしまいます。
ウロコインコの竹千代
そして、ウロコインコをお迎えすることになりました。名前は竹千代。名前の由来は特になく、響きが良かったからです。ちなみに春子さんも僕も日本史に興味があるわけではありません。
元気に育って欲しいです。
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